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2008年よりサクラウメの独り言はブログに移りました。 1)創刊号 食べ物遍歴 2006年3月(創刊号は下方をご覧ください。)2)もしわが子が話せたら 4月号 3)縁は異なもの味なもの 2006年6月号 4) ゆけゆけ役員 5) ショプラー先生 2006年7月 6) 花火大会 2006年8月 7)9月号 運動会 2006年9月 8)11月号 音楽遍歴 9)劇団 白雪姫 10)やばい!地球温暖化 11)初めての卒業式 12)イケてる支援 13)速い動き 14)長い夏休み (C) NPO Keseran Paseran. All Rights Reserved. written by Sakuraume
『初めての卒業式』 先日、maruの学校でたった一人の卒業式が校長室でほのぼのとり行われました。 卒業生は隣のクラスのIくん。おとなりは今年度スタートした障害児学級で、隣のクラスのmaruとはなにかと活動でかかわることも多く、Iくんは1年間本当に上手にかかわってくれて、つらいときしんどいときにも彼に「こちょこちょ」としてもらうだけで気分転換!いろいろ「しょうがないなーー」とか言いながらもお世話もしてくれたI君です。 彼の顔に×はつけられない(かわいそうで)ので、彼がいる日まで学校のアイコンの下に彼の写真もつけて週間スケジュールに提示。卒業式以降I君の写真は登場しません。え?という顔でじっとスケジュールを見つめていたmaruも卒業式には在校生代表として参加しました。Maruの学校では在校生は全員卒業式にも参加しますが、厳粛な厳粛な卒業式にはmaruは今まで一度も参加したことはありませんでした。Maruにとっても初めての卒業式参加です。 みんなの式がおわって午後 こじんまりした暖かい卒業式は始まりました。在校生代表としてネクタイ姿で決めたmaruにはおよそ緊張というものはなく、慣れた先生方の中で妙にくつろいで座っていたそうで・・・後にいただいた写真集には いつの間にか教員席に移動していたり、大好きな教頭先生を見つけていつものように「肩をくすぐってくれーー」と迫ってやってもらっている姿が・・(汗)。それでもそんな在校生代表の存在で 超緊張していて中に入れないかも・・・の勢いだったIくんもリラックスして参加できました。とお母さんからもお聞きしました。 Maruも無事花束を渡し、「と!(おめでとう)」とご挨拶。お役目は果たしたようです。 大好きな人とのお別れも経験し、さあ 小学校最後の1年です!次の卒業式はきみの本番!!卒業式で たとえ跳んでも、大きな声で興奮したとしても、それをずっと理解し見守ってきてくれた級友たちに、先生たちに「ありがとう」って言うのが君の最終目標で、今まで無理せず少しずついろんな式にも参加する練習してきたんだもんね。春本番です。(さくらうめ)
今年は本当に暖冬でした。年々夏は暑く冬は暖かくなってきているのを実感するこのごろ。地球温暖化防止にむけての京都議定書をアメリカは無視している・・とかそんなニュースにも「ふーーん」。自分にはじゃあ何ができるのか・・なんてそう真剣に考えることもなかった数年前。
しかーーし、今は違います。だってだってmaruは体温調節が苦手。夏は彼の身体も精神もとっても狂わすのです。「温暖化」なんてもってのほか!!!!30年40年たつころ私はもう老人だろうからいいけれど まだまだ壮年でいるであろうmaruにとって今以上にムシムシ暑くて煮えたぎるような夏がもっと長く続くとしたら・・・。考えるだけでも恐ろしい・・。
ニキリンコさんもそういえば講演会の合間「私の辞書に『寒い』という言葉はありません。寒いのは主人の親父ギャグだけ・・」と言われてました。寒いより暑いほうがきっと大変なんでしょうね。
しかし環境問題を考えながら 息子のために夏はずっとクーラーをかけざるを得ないこの現実の矛盾・・・。温度設定は27度だから・・地球も自閉ちゃんはどうか許してね。だって間違ってこの地球に来てしまったんだもん。だめなら自閉の星に返してくれーー!!
(さくらうめ)
Maruは一風変わったことにはまります。今のお気に入り「白雪姫」の本も「鏡よ鏡 世界で一番美しいのはだれ?」と詰め寄る意地悪なお妃様、「姫様覚悟〜」と白雪姫を殺そうとする瞬間のきこり、「りんごをお食べ。ひ〜ひっつひ・・・」と笑う魔法使い。そんなインパクトの強い場面が非常にお気に入り。それを学校で担任の先生のみならずお気に入りの大好きな先生方にリクエスト。全校の健康観察を回収する仕事を終えて職員室に持っていくときには 職員室は白雪姫のセリフのリクエストの嵐となっているのです。 たんぽぽ組の図書読み聞かせの時間に maruの大好きな「白雪姫」を上演に来てくださったのです。日ごろ暗幕のかかった反響音の響く体育館での演劇やコンサートは参加できるはずもなく、入学以来一度も演劇鑑賞のできなかったmaruですが、その日はたった一人のmaruのため 校長先生教頭先生教務の先生に養護の先生、図書の先生・・・大好きな先生方が一同に教室にやってきて素敵な「白雪暇」を演じてくださいました。大好きなセリフ満載。大好きなおじさんパワー全開!maruは大喜びでうひゃうひゃ笑いながら 初めての演劇(笑)鑑賞を体験することができました。 図書の先生の呼びかけに快く応じて、朝の忙しい時間 自分のお仕事をやりくりしてやってきたくださった先生方の結束力の強さ!ほんとうに感謝感謝です。 最近のお気に入りは「ちくー」。「眠れる森の美女」で「お前は16歳になったら糸車の針がささって死ぬのだ〜」とチクリと刺されるシーンだそうで・・・。次は何にはまるのやら・・・
食べ物遍歴に続き第2弾「音楽遍歴」 maruは昔から音楽好きだった。歴代レンジャーのうたやNHKの子供番組のうた…に反応し、リズム感は抜群だった。【おこちゃま音楽期】 そのmaruがある日ビートルズの「Let it be」にハマった。小学1年の時である。パパが、maruが落ち着ける曲はないか・・と必死で探していろいろ聞かせてみてたどり着いた曲だった。この曲をかけるとにんまり笑いながらじーっと聴いていた。今でもこの曲を聴くとなんだかmaruのテーマ曲みたいでじーーんときてしまう。【味わいのわかる男児期】 それからパッヘルベルの「カノン」にはまり携帯CDプレーヤーで聞きながら待ち時間やうるさい場所も少しは過ごせるようにもなった。あの卒業式とかでかかる定番の曲である。なぜカノンだったの??カノンの低音部は♪レラシファ♯ ソレソラ♪を28回も繰り返すらしい…その和音の繰り返しがよかったのか?いやバロック音楽の美しさに気付いたのか?【バロック癒され期】
それにしても いつもmaruが気に入ってはまる旋律はどれもきれいな曲ばかり…さすが我が息子・・。いやさすが 自閉ちゃんならではのいい感性だ。 あっ でも「ふんころがしは忙しい」とかマニアックなうたにもハマってたかな…・(^_^;)さくらうめ
自閉症のかたは感覚刺激に弱く 人混みや大音響などの苦手なお子さんも多いので この時期急に落ち着かなくなったり 不眠になったり…みなさんいろいろ大変だと思います。 ご多分に漏れず 我が家のmaru坊も とにかくあのピストルのパーンという破裂音が恐くて仕方ないのです。それにいつも と全く違う運動場の景色に観客 声援…スケジュールでいくら提示してもこんなにキツイ行事はありません。横浜では その行事に無理に参加することによって余計子供を苦しめてしまったりイヤな経験を積ませる必要もない…と自ら行事はお休み、辞退される親御さんも増えてきた・・と佐々先生からお聞きしたことがあります。我が家でも 無理に周りのこどもたちと同じペースで練習し同じものを要求し、かりにそれに少しでもこたえられるようになったとしてもmaruにとってはそれでかえって失うものも多いのかも…それまで大好きだった学校が恐くなりいけなくなってしまうことの方がこわいなーという思いから1年生からできる範囲でのみで無理のない参加をお願いしてきました。 感覚的に苦手な音や刺激もだんだんハッキリしてきた3年生くらいからは 専門家の先生のアドバイスもあり練習は予行演習の1度か2度(maruは見て覚えることは得意なので本番と同じ流れの中で1度見ればもう分かってます・・と)参加してあとは教室で普段通りのスケジュールで落ちついて過ごさせてもらうことにしています。本番中も出番意外は教室で待機。いつもと同じくスケジュールで活動。昼食もいつも通り教室のランチコーナーでお弁当を食べます(うちの学校は観客席で保護者とお弁当ですが・・)。学校も快く協力をしてくださり 無理な練習や参加もないので、運動会を機にmaruは感情的な爆発も変化もおこさず ニコニコ学校に通えてきました。 そして去年。この年唯一の出場種目はリレー!!花形種目のリレーー!親もみんな熱のはいるリレーです!(涙)練習は1度。しかしそれもばっちり。しかも本番では音を遮断するヘッドフォンのようなノイズディフェンダーもつけ(HPトップ写真をご覧ください(笑))登場!!交流クラスのみんなもmaru無事登場(今まで音楽や音におびえて本番登場できず教室に逃げ帰ることもあったので…)を喜んでくれ さあ彼の出番!女の子に伴走され 本人はニコニコの笑みでトラックを走りきった!!!しかーーし 彼は多動で飛び出す速さはすごいが今回はとってものんびりペースで走ったため ブッチ切り1位だったクラスはビリに。しかもそのまま後続2人では挽回しきれず花形得点種目リレーがビりっケツに…涙。我が子のニコニコ頑張りよりそのことがガーーンで 思わず終わると後続の2人に駆け寄り必死で謝りました。もちろん彼らは少しも責めることなく…・一緒にリレーができてうれしかった…という声も何人もいただきましたが…・・申し訳なく…。という運動会でした。 なのでいろいろ考え今年は私からということで一緒に走らなくて競技とは別に1周クラスの誰かと走る・・という形でのmaruの参加は???と提案をさせてもらいました。しかーーし こどもたちは全員一致でクラスの仲間として走りたい・・と言ってくれて、なんでそんなん聞くん??って言う感じで当たり前に(汗)一緒に参加することになりました。練習はすでに2度こなし、途中1度は失速したそうです(笑)今年の伴走は希望者で争奪戦の上男の子に決定。準備は万端です。みんなに迷惑だから走らせない・・それは親の勝手な思いでもしかしたらmaruは去年みたいに走りたいのかもしれませんね。(反省)妙に去年うれしそうに走ってましたから…。別に速く走れたって彼のこれからの自立にさほど役立つわけでもありません。運動会も彼にとっては根性で成長できる場でもないようです。 それでも地域の学校で自閉症のmaruくんとして当たり前にそのままのmaruと交流してもらって、自閉症の特性maruの苦手や得意・・そんなことも授業の中でもお話しさせていただいたり…こうして一緒に過ごしてきた小学校の友だちは きっとこれからの彼の人生でも「ひと(人間)は決して悪いもんじゃない。いいもんだ。人は好き」という 大切な経験 思い出 財産になっていくのかもしれません。そしてそれはこれからの社会での活動できっと大きく彼を支えていく思いにつながると思います。みんなありがとうね。 さあ本番は9月24日です。Maruは今年もまずはトラックに登場できるのか??そして一緒に走れるのか??万一ビリになっても今年は挽回できるあたりの順番で登場です(笑)。ビリでもなんでもニコニコとうれしそうに走る彼の顔を見れたらいいナーと思います。(sakuraume)
Maruは最初の年は奥の部屋に避難。最後のみ、ちらりと鑑賞。次の年は半分部屋から出てきて窓越しに鑑賞。でも恐くて避難、また見に出てくる(笑)の繰り返し。その次は最後大音響とどろくベランダに一瞬出て 生花火を鑑賞…とだんだん慣れてきて、そして今年ついに奥の間に一度も避難することなく花火を鑑賞。しかも最後二景くらいはこれでもか・・の連打と大玉が続くのがどうしても見たかったのか…。ふとベランダで見ていたsakuraが振り返るとベランダのじいさんばあさんおばちゃんたちに混じり…顔を少し引きつらせながらも大興奮して首を傾け手をひらひらさせながら花火を見つめるmaruの姿が…。おお、なんだかうれしそうに笑ったぞ(笑)。別に花火が楽しめなくたって構いません。そんなこと生きる上では問題にならないし(笑)。無理強いして慣れさせることもありません。だけどmaruはあのキラキラした花火が大好き。見たくて仕方ないのです。それが見たくてもなかなか見られなかったので、締め切ったガラス越しに音を和らげたりしながら楽しんできましたが 自分からベランダに出て生であの迫力を味わうことができたなんて なんだかうれしかったです。自閉症のmaruには感覚的にもなにもかも違うので なかなか生きづらいこの世界。だけどまた一つ楽しめるものがこの世界に増えたというのはとってもうれしい。また来年も見ようね!
初めて先生にお目にかかったのは診断でNCに行った際、ショプラー先生の大好きな牧場でのパーティーで。内心ただただ、うわーー本物のショプラー先生が動いてるーー!みたいなノリのsakuraでしたが、お話すると「日本にかえっても頑張ってください。今回の訪問が少しでもお役に立てれば・・」と 本当に腰の低い穏やかな方でした。印象的だったのは帰り際 お先に失礼します・・とご挨拶にうかがうとmaruくんにさよならとお別れを言いたい。日本語で何と言うの?」と聞かれました。「日本でもバイバイと使うのでそのままByeで結構ですよ」と答えると「彼の一番わかりやすい言葉で言ってあげたいんだ・・」と。そこで「さようなら」を教えて差し上げると「Maru サヨウナラ」とにっこり声をかけてくださいました。たった一言なのに相手の立場になって気を遣ってくださることのできるこの方だからこそTEACCHプログラムを考えだすことができたのだろう・・ふとそう思いました。その先生ももういらっしゃらないのですね。日本でまたお会いしてからも 今度はメールもできるからと 私達の話しにもすぐに行動してお返事をくださったり・・本当にあたたかい方でした。Maruもまだまだchallenge中で毎日悪戦苦闘です。でも先生 TEACCHのおかげで彼は確実に生きやすくなったしコミュニケーションも楽しめるようになってきました。本当にありがとうございました。(さくらうめ)
女は弱しされど母は強し…あの出産を経験し、守るべき子供を持った母は強い。そう言われだんだん恐いものなしのおばちゃんに進化を遂げる妻をこんなはずでは…と思うお父さんたちも多いはず(笑)
「縁は異なもの味なもの」とはよく言ったものです。Sakuraにはアメリカノースカロライナ州(以下NC)のグレートスモーキーマウンテン(国立公園)の麓の田舎の街に まるで親戚のおじおばのようなつきあいをもう15年くらい続けている友人がいます。TEACCH部に診断・評価を受けに行くずーーと前からの友達です。 出会いは 中国雲南省の大学、当時日本語を教えに派遣されていたsakuraと英語と歴史学を教えに派遣されていた夫妻。夫妻の娘と同じ年頃で、たった一人だった日本人の私と仲良くしてくれました。野球と日本文化が大好きな夫妻とそれぞれの帰国後も文通やクリスマスプレゼントを贈りあったり…と友好は深めていました。やがてsakuraは結婚し子供も生まれ毎日毎日育児と家事に明け暮れていた時maruが自閉症かも…と言われました。ハッキリ診断は出ないし 進学も悩むし…でいつものようについ愚痴を手紙で送りました。そこから私の歯車は大きく回り出しました。NCにはTEACCHという素晴らしい自閉症の療育プログラムがある!!早速TEACCHセンターに問い合わせた夫妻から「『まず診断ありき』といわれました。すぐにTEACCHをネットで勉強してみなさい!!…から始まりいくつものハードルを越えNCでの診断を受けられることに決定しました。
ちなみに言葉のないmaruには当然英語も日本語もありませんでした(笑)一番ニコニコと黒人の人にも白人の人にも臆することなく近寄っていって親しくなるのはmaruでした。やっぱり当時からおじさん好きでした。(笑)一番キャーキャー追いかけっこしてもらったのはとっても親切だったホテルの黒人のかっこいい大きなおじさんでした。そして1ヶ月後 日本に帰国しても靴のまま畳の部屋に上がってしまい…オイオイ!ということもたびたび。 靴を脱ぐ生活に戻るのに1週間、そして夜中に遊び日中爆睡…という時差ぼけ解消にも2週間を要する…というおまけも付きました。
「もしmaruが1時間言葉を流暢に話せるとしたら その1時間で彼は何を語るだろう?」そんなことをふと考えます。「お母さん 君はしゃべりすぎ!もう少し静かにしてくれないかな」「おとうさん おならをしたときは僕みたいにちゃんとごめんなさいって謝ろうよ」「お姉ちゃん部活で遅いけどもっと早く帰って遊んでくれよ」…なんて リクエストが語られるのかな??
maruも形ある野菜を受けつけず肉食動物のような生活をしていた幼児期「ライオン期」を経て、つぎは混ぜものを食べない…つまり複数の素材を混ぜて作った料理(野菜と肉の炒め物など)に手を出さずいちいちとりわけていた「単品期」そして近所のおじさんが有機栽培の庭で収穫した虫食いだらけのホウレン草でつくったおひたしが甘くておいしくて野菜の味に目覚め 現在のピーマンもニンジンも丸かじりでおやつにいただくという「青虫期」に至っています。 インスタントラーメンは食べても お総菜やインスタント食品はほとんど食べない。味付けのりは一定の厚さ以上のものをお気に召される。わかっていないようでブランドの味の違いとかわかっている。調味料は決まったブランドがある。鈍感なようで敏感。…うーーん奥深い方たちです。ごまかしはききません。保育園を変わったときも、小学校に上がったときもようやく馴染んで食べられるようになった給食の味が変わってしまい、何ヶ月も食べられませんでした。そんなmaruには餃子も春巻きもハンバーグも…何でも手作り・・。NPOの仕事で疲れたときも息子の口に合う手抜きご飯はなかなか見つかりません。 (×しかし 苦労して煮込んだ煮豚が焼き魚の皮に負けたり、料理番組のレシピで作ったシチューが青しそドレッシングのかかっただけのキュウリに負けたり…日々勝負はきびしいのです。ああマクドナルドのポテトや出前一丁に完全勝利できる日は来るのか???今晩も戦いは続きます。 さくら・うめ Copyright (C) 2006 NPO Keseran Paseran. All Rights Reserved. written by KK. |