本文へジャンプ
泉流星さん講演会 
2006年9月2日
  
 
泉さんは自閉症の方が日常生活にどのような困難を感じているかについて、視覚や聴覚から実体験できる手法で説明してくださいました。生涯治らぬ発達障害の困難さについて実際に体験する機会となりました。
 泉さんが今後も日本中で講演会をされ、障害への理解の輪を広げられることを期待しています。
(写真・文 by マスター)

NPO法人ケセランパセラン主催、泉流星さんによる「異星人と共生するのが当たり前の世界へ」をホテルグランビア岡山にて開催しました。理事の挨拶の後、自閉症当事者の感覚を体験するスタイルの講演会。3部構成で1時間半の講演でした。

1) 暗闇で体験 : 電気を消した会場。参加者は周りが見えない中で、いきなり質問を受け、ガラスの割れる音を聞くなどを体験。 → 不安感。参加者は自閉症の方の日常感覚の一端を学びました。

2) 内側から見た自閉症 :
 不思議な色合いの空と地面、ヘルメットをかぶった人物が画面に映し出される。= 不安定な環境、相手の表情もわからない生活。さらに知的障害併発の場合、言葉も通じない。これが生まれてから生涯つづく発達障害者の厳しい環境。 しかし、言葉 < 文字 <シンボルマークの順でわかりやすいことも体感できました。

3)親は一番の観察者 : 教師は親をその子の専門家と認める対応が大事。親は子どもの生まれ持った能力を最大限に伸ばしてほしいとのお話がありました。

●泉さん、ご参加者の皆様有難うございました。
泉流星さんはご本人が高機能自閉症/アスペルガーとの診断を受けた立場から、自閉症の感覚を一般の方に伝えることができる貴重な語り部のお一人です。貴重な講演有難うございました。
 著書 「地球生まれの異星人」「僕の妻はエイリアン」(新潮社)

イメージ ●自閉症の人たちは、助けを求めるタイミング、助けを求めていいか、誰を信じていいか、これらがわかりにくい。
●子供の時から、信頼できる相談相手、例えば子供相談ダイアル等を教えておく。安全のための提言は参考になりました。

社会で周りの方とのよい関係を作ることが大切。
●挨拶はパターンでもよいから積極的に教えることが一般社会で生きる上で役立つことも語られました。

最後に、NPO法人ケセランパセラン監事の小林信篤先生(川崎医療福祉大学助教授)は、「過去には障害者を一般の標準に合わせようとする誤った教育が行われた時代があった。今後は今回の講演会等を通して我々が発達障害をよく理解し、歩み寄ることで、共に暮らす社会が可能になる」と締めくくってくださいました。

今回もお世話になった吉備国際大学の穂積先生・水谷先生の紹介が行われました。学生のみなさんご協力有難うございました。